バベルの図書館と意味のない本

2026/10/04


作者:にじいろ様
対象レベル:不問
人数:2人専用
対応エンジン:Ver1.50以上
プレイ時間:30分


パーティの参謀役と魔術師役の2名専用の読み物シナリオ。
ランダムな文字列が書かれた読むことのできない本を前に『本の価値はどこにあるのか』……翻って「わたし」と「あなた」の価値とは何か、を問うお話です。

参謀と魔術師が明確に分かれているパーティ向けです。
そして、それでもなおシナリオで参謀役が魔術に詳しいことにされたり、魔術師が自動判定で参謀になっていたり……というCWあるあるがテーマです。

字面だけだとクスッと来る感じですが、個々の内面に迫る繊細な内容です。
パソコンでゲームしてるだけなのに周囲にはハードにも詳しいと思われてる、みたいに日常でもままあることではあるけれど、冒険者だと命がかかっているから笑い事ではないよな。それが積み重なるならなおさら。

ストーリーは魔術師目線で進行します。
選択肢も何度かあり、この冒険者ならこうかな……と悩みながら選択しました。
私は多様であること自体に価値があり、今優秀に見えるものは偶然今求められているものに合致しているだけで少し何かが変われば……とかもにょもにょ考えてしまう方ですが、この冒険者はそんな屁理屈は捏ねないんだ!とクールな選択肢を選び続けていたら、自分では思いつかないような答えを出していて新鮮でした。
なるほどなあ、私には辿り着けない答えだなあ。

ストーリー自体にも哲学っぽいシーンがあるんですが、魔術師目線なのでそれを少しずつ噛み砕いていくような流れになっていて馴染みやすいように感じました。
これは皆が多かれ少なかれ通る道だよねえ……

個人的には、こういうもにょもにょ考えるような答えのない問いというのはかなり好きなテーマなので、存分に考えさせてくれてありがとうな気持ちです。

ネタバレ感想
プレイヤー的には何を言ってるんだ君たちは全然違うよ!なんだけど、これは客観だからわかることなんですよね。

「彼」に関してもそうで、自分の事は自分では見えないからつらいんだよな。そう思うと全ての階にある鏡がとても皮肉に思えてきます。

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プロフィール

Author:ソイヤ
巻き寿司が好きです。

遊ぶシナリオには偏りがあります。
好き:冒険・コメディ・ハッピーエンド・マッピング
苦手:痛いもの・怖いもの・糖度高めの恋愛

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