棺の街 アルビナ

2026/01/10


作者:伊礼様
対象レベル:4~6
人数:3人~
対応エンジン:Ver1.50以上
プレイ時間:3時間15分


あるきっかけで冒険者達は聖女と出会い、彼女の護衛を任されることに。
目的地は棺の街アルビナ。
分け隔てなく弱者を受け入れるその街は、深い痛みと病を抱えていた。

ダンジョン探索もストーリーもたっぷりな、骨太な長編シナリオです。
良いシナリオだと噂では聞いていたけれど、その期待を裏切らない作品でした。
ここからまだ続くんですか!?がこんなに嬉しいことってなかなかない。

探索も丁寧にやればやるだけたくさんの物が入手でき、また「持って行く/行かない」の選択がプレイヤー側に委ねられていて、悩みながらも楽しく進めることができました。
ここであのキーコードを使えばいいのはわかるけど、矜持としてやめておこう、とかね。そして選ばないことで発生するイベントもあったりして。

世界のシビアさと冒険者の心構えと青い理想論、それらが絶妙なバランスで混ざり合いクライマックスへ向かっていく様は壮観ですらありました。
ネタバレに配慮してくれていた周囲のワーシストに倣い、自分も話の詳細については触れないでおきます。
ぜひとも前情報のない状態で遊んでほしいです 。

ネタバレ感想
悪いことをしようと思って悪いことをしている人は滅多にいない。
多くは自分の、あるいは誰かのためにとった行動が、他から見て悪だっただけだ。
ストーリー上敵対するNPCにそれが強く感じられて、説得力がありました。
それぞれにちゃんと異なる理念があるんだと。

その観点で言うとリリアはかなりファンタジー寄りであり、ある意味で異常ではあるんだよなあ。
自分と他人の境目があいまいなのはわかるけれど、だからと言って実際に己の死を突き付けられた時、迷わず他者の幸福を選べる人間はどう考えてもまともじゃない。聖女さもありなん。
美しいとか尊いとか言ってしまえもするけど、私はその現実感の無さが正直ちょっと怖い。

今回主役だった冒険者は本来マインドがかなりリリアに近いタイプなのですが、(諸事情でブログに感想は書いていませんが)最近やったシナリオで「置いて行かれる側のやるせなさ」を思い知ったばかりでした。
それを踏まえての今回の立ち振る舞いだったのかなあとか思ってしまい、1人感慨深くなったのでした。

あと、冒険者は風ですね。
その解釈は自分もずっとずっと持っているものなので、なんだかうれしかったです。

ネタバレリプレイ

お金を持ってる時に限って大金を払うイベント、発生しがち。
このパーティだと5000spはすごく重いぞ!

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プロフィール

Author:ソイヤ
巻き寿司が好きです。

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好き:冒険・コメディ・ハッピーエンド・マッピング
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