作者:jim様
対象レベル:4~6
人数:2人~(推奨:4人~)
対応エンジン:Ver1.28以上
プレイ時間:45分
かつての恩人が住むトランの村へと顔を出しに行くついでに、近隣の町への物資配達の依頼を行う冒険者たち。
ところが物資を届けた先の町で、トランの村の不穏な噂を耳にする――
恩人との縁のある冒険者1名を主役とした、読み物色も強い探索系シナリオです。
探索や戦闘はシンプルでオーソドックスとも言える作りですが、タイトルにもなっている哀歌がなんとも物寂しく、切ない雰囲気を演出します。
jimさんのシナリオなのでそもそも物語として読ませる力が強く、短編小説のように楽しみました。
開始場面からワクワクする描写で好きです。
これから何が起こるんだ?っていう、冒険小説の始まりみたいで。
俗に言う「冒険者に設定が生えるシナリオ」なので、その設定に思い入れを持てるかどうかで読後感が大きく変わるなあと感じました。
というか、この恩人の危機は『駆け出しクエスト』を通過しているパーティだとあまりにも苦しいよ……
どうか最悪なことが起きていないでくれと祈りながら進めました。
全体として静かでしっとりとしたシナリオですが、抜くところはちゃんと抜かれているその緩急も楽しいです。
ワインに群がる荒くれものたちとか。わらわら。
『森を這うもの』とのクロスオーバーもうれしい。
結構前に遊んだシナリオだから、誰だっけ?となったものの、言動で一瞬で思い出させてくれるのはさすがです。
ネタバレ感想
かつて名を馳せた素晴らしい英雄が
『あの方は騎士の出であり、戦士であって 統治者ではなかったのでしょう。』
と領民に言われてしまうのがやるせない。
冒険者が成り上がるのがどれだけ難しいことなのか、思い知らされます。
『駆け出しクエスト』のクロスオーバーについて触れたけれど、哀歌から受けた関係性の印象はまたちょっと違うかな……?と個人的には思います。
今はおじさんになった弟分のベテラン冒険者ってイメージだなあ。
何だか変な感じがしちゃうのは、自分のパーティの年齢が低めなのも大きな要因だけど……
だけど、そのおかげでアルバーティさんとトルジェに思い入れがあることは確か!
正気を失ったアルバーティさんが『血濡れ』を使ってくるのがつらい。こっちも同じ技を使ったら気が付いてくれないか?と祈ってみたけれど、もちろんそんなわけもなく。
苦い思いをしながら戦いました。
わずかだけど最期に会話できてよかったな……冒険者も、トルジェも。
『あの方は騎士の出であり、戦士であって 統治者ではなかったのでしょう。』
と領民に言われてしまうのがやるせない。
冒険者が成り上がるのがどれだけ難しいことなのか、思い知らされます。
『駆け出しクエスト』のクロスオーバーについて触れたけれど、哀歌から受けた関係性の印象はまたちょっと違うかな……?と個人的には思います。
今はおじさんになった弟分のベテラン冒険者ってイメージだなあ。
何だか変な感じがしちゃうのは、自分のパーティの年齢が低めなのも大きな要因だけど……
だけど、そのおかげでアルバーティさんとトルジェに思い入れがあることは確か!
正気を失ったアルバーティさんが『血濡れ』を使ってくるのがつらい。こっちも同じ技を使ったら気が付いてくれないか?と祈ってみたけれど、もちろんそんなわけもなく。
苦い思いをしながら戦いました。
わずかだけど最期に会話できてよかったな……冒険者も、トルジェも。
連れ込みはしない主義の宿なんですが、さすがにこの関係値でトルジェを放っておくことはできませんでした。
彼女がのびのびと暮らしていけるような場所を探したいと思います。
彼女がのびのびと暮らしていけるような場所を探したいと思います。
ネタバレリプレイ
シリアスなシーンなのに、この甘え上手!って言いたくなる手紙だなあ。