
作者:カブ様
対象レベル:1~3
人数:6人専用
対応エンジン:Ver1.50以上
プレイ時間:1時間45分
依頼帰りに偶然立ち寄った街で休憩中、冒険者たちはそれぞれ別の依頼に巻き込まれてしまう。
街は市長を決める選挙期間の真っ最中。
選挙の勝敗を決める魔女の銀天秤を巡る、長編シティアドベンチャーです。
個人的には探偵PCでやりたかったなあ!と思ったスマートなシナリオでした。
小物使いやセリフ回しがすっごい洒落てる……
泥臭さではなく紅茶の香りがするような世界観というか……
2人ずつ、3視点に分かれて探索やストーリーが展開していきます。
パーティ分割があるシナリオって、それだけでワクワクしちゃう。
そしてランダムで配役できるのが地味にうれしかったです。
いつもの二人もいいけれど、意外な組合せが何をしでかすかのワクワクもあるよね。
今回は普段は地味なポジションになりがちな冒険者が、物語上かなりおいしい役割を担っていたりしてニヤニヤしました。ランダムってこれだから好きです。
システム面では他にも、一度行った場所にパッと移動できたり、パーティごとのタスクを確認できたり、ストーリーが進行する際に注意書きが入ったりと細やかで親切で、ものすごく遊びやすいなあと思いました。配慮が行き届いている……
ルートにもよるのかな?と思いますが、不審度のある探索が程よくドキドキして楽しかったです。
明らかにこれハズレじゃない?って選択肢も、いやしかしこいつならこうする……!に抗えず選んでみたら意外とうまくいったりして。
どうしようかなと悩むのが楽しかったです。
ネタバレ感想

ストーリー的には一応の危機は去ったものの、銀天秤のありかたについては未解決なのが気になりました。
多分、後編に関わってくることだよね……?
それともそれは冒険者には関係ないものとして置いておかれるのかな?
この疑念は楽しみに持っておこうと思います。