湖氷のほとり

2025/08/03


作者:take様
対象レベル:3~4
人数:6人専用
対応エンジン:Py4以上
プレイ時間:35分


凍る湖を渡り、ある目的地まで依頼人を護衛する依頼。
雪を踏み固める音や薄氷を踏むような音が小気味いい、読み物色強めの静かなシナリオです。

6人専用ではありますが、主役1名と依頼人の会話が中心です。
氷の能力を持つ魔術師精霊術師(いない場合は魔力を持つものでも可)が主役になります。

ぱらぱらとした会話・文章と物寂しい舞台背景がとてもマッチしていて雰囲気がよかったです。
端的に言えば「説明らしい説明がかなり少ない」ので、かなり好みが分かれる作品かも…とは思います。

行間を読み手が補っていくような作りで、それが好きな人はかなり刺さるはずです。
私は割と好きです。
どこまでいっても輪郭のはっきりしないおぼろげな感じに、ある物語をほんの少しだけ見せてもらっただけ、という生っぽさがあって好き。

あと、依頼人が冒険者に多くを求めていないっていうのもなんだか新鮮。
英雄の物語ではなく、立ち会うだけの第三者という冒険者像も切なくていいなと感じました。

何というか、読み味がすごく邦画っぽかったです。
あまりカードワースでは味わえない読後感でした。

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Author:ソイヤ
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好き:冒険・コメディ・ハッピーエンド・マッピング
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