作者:メタノール様
対象レベル:5~7
人数:6人専用
対応エンジン:Ver1.50以上
プレイ時間:35分
旅の途中で寄った港町で、行方をくらました息子を探してほしいという依頼を受ける。
依頼人である母親は異様なほどに慌てており、どうやらただの家出でもなさそう……?
町人に聞き込みをしながら尋ね人を探す探索シナリオです。
所持クーポンで自動で役割が振られるらしく、普段あまり主役にはならない意外な人が主役に選出されて驚きました。
どういう基準で選出してるのかな?とクリア後にビルダーで見てみたら、全体を通してかなり細かくクーポンを拾っているようでさらにびっくり。
冒険者それぞれが意見を述べるシーン、それぞれが言いそうなことをそれぞれの言い方で話していて、ほあ~すご~いって思っていたのですが、これだけ細かく判定してたんだ……
ストーリー上で見えてくる、生活の中の宗教のあり方も興味深かったです。
そこに暮らしている人には至極あたりまえに受け入れられている儀式が優しく描かれていて素敵だなあと感じました。
ネタバレ感想
だから私はそこに別の意味を持ってしまった人を司祭に置いておくべきではないと思うんですよね。
妖魔の方は「海へと還り、新しい命になる」のサイクルの一つだと思うので、個人的には妖魔は海へ返し、司祭はやめてもらう、が一番近い考えです。
だけどこのパーティ、誰もその意見は出しませんでした。
もし同じ意見の人がいたらそれを選ぶのかっていうと、そうとも限らないけれど……
なぜなら、今回の主役に結末を選んでもらいたかったからです。
妖魔の方は「海へと還り、新しい命になる」のサイクルの一つだと思うので、個人的には妖魔は海へ返し、司祭はやめてもらう、が一番近い考えです。
だけどこのパーティ、誰もその意見は出しませんでした。
もし同じ意見の人がいたらそれを選ぶのかっていうと、そうとも限らないけれど……
なぜなら、今回の主役に結末を選んでもらいたかったからです。
純粋に社交的な者が主役に選ばれるのだと思いますが、このパーティだとそれは親を知らないという背景を持っているPCだったので、発言や行動からいろいろなことを考えてしまいました。
「お互いがお互いを必要とするのなら、2人で生きていけば良い」が彼の結論でした。
(盗賊っていうポジションもあるけれど、)普段ドライな決断をしがちなPCにしてはかなり甘めの答えなのでちょっと驚きました。
その後のエピローグで悩んでいるのも珍しかったです。そしてそれをフォローするリーダーも良かった。
こういう、自分も思いも寄らなかった一面にふとした時に出会えるのがカードワースの魅力の一つだなあ。
「お互いがお互いを必要とするのなら、2人で生きていけば良い」が彼の結論でした。
(盗賊っていうポジションもあるけれど、)普段ドライな決断をしがちなPCにしてはかなり甘めの答えなのでちょっと驚きました。
その後のエピローグで悩んでいるのも珍しかったです。そしてそれをフォローするリーダーも良かった。
こういう、自分も思いも寄らなかった一面にふとした時に出会えるのがカードワースの魅力の一つだなあ。