名門菓子職人の挑戦

キャラバンを襲う妖魔退治の依頼を受けようとしている冒険者のもとに、割り込みで依頼が持ち込まれる。
依頼元は有名菓子店らしいが、とにかく焦っている様子。

どちらの依頼を受けるか選択するところから始まる、短編シナリオです。
今回は先に受けた依頼をそのまま進行したけれど、割り込み依頼を受けていたら展開が変わっていたのかな？

カードワース黎明期らしいまっすぐなストーリーで、スッキリした気持ちで終われる作品でした。
妙にのどかでコミカルな雰囲気。
ギミック戦闘……っていうか何だこのギミック？？な戦闘も嫌いになれない。
肩の力を抜いて遊べるシナリオなんていくつあってもうれしいですからね。

NPCはヤなヤツな面もありつつ、だからこそあのエンドに説得力を感じました。
一筋縄ではいかない奴の方が、今後の事を考えるとうまくやってくれそう。

歴史が長いと、凝ったシステムや捻りを加えたストーリーがスタンダードになっていくもので、それも良いことだと思います。
ただそんな中、「こういうのでいいんだよ」と思える素朴なシナリオも残っていることがカードワースのいいところ！
大きな依頼の幕間のちょっとしたクエスト、って感じで楽しかったです。