
作者:直枝冬様
対象レベル:5
人数:6人専用
対応エンジン:Next
or Py
プレイ時間:3時間半
中世ファンタジー世界の冒険者でも遊べる現代学園青春シナリオ。
とある学園の「冒険部」が生徒の悩みを解決する、ボリュームたっぷりの読み物作品です。
戦闘が少しあるけど、対象レベル以上なら心配なさそう。
もちろん学園バリアントでも遊べるよ。
ストーリーは依頼人が軸で、PC側は言うなれば仕事人的な立ち位置です。
開始から1時間半、びっしり依頼人の回想パートなのは正直びっくりしました……
PCが行動を始めてからもプレイヤーは神の視点から物語を眺める形式なので、ドラマを見るような感覚で楽しみました。
全体を通してセリフ回しにはったりが利いていてカッコいい!
舞台は学園だけど、冒険部はしっかりカッコいい冒険者のニオイがして、つい冒険部の活躍に思いを馳せてしまいました。
読後感が爽やかなのも好きです。青春シナリオと言うだけあるよ!
冒険部側は基本ツーマンセルになるのですが、リーダーと参謀は常に一緒なので、ここが合うパーティは本当に合うと思います……!
このシナリオの参謀、すごく女房役味があります。
新喜劇スイッチと言う、ストーリーをギャグに振ったバージョンも搭載してます。
だけど、通常盤でも時々新喜劇ぽいノリが入るのにはフフッとなりました。
関西育ちだったらより楽しめるところなんだろうなあ!それだけが惜しいよ!
続編のシナリオ「冒険部奇譚」は後日談的立ち位置のストーリーでした。
冒険部譚と比べるとゆるギャグ回という感じで、こっちも楽しみました。
……これは余談ですが、トリップトロックを作った時、現代設定というおいしい舞台を受け手として楽しめないことが残念な部分もありました。
このシナリオでその気持ちがちょっぴり昇華された気がします。ありがとうございました。
あと匂わせクロスオーバーもうれしかったです。(勘違いだったら申し訳ないです)
ネタバレ感想
学生っていう世界の狭い状態だからこその話なんですよね。
何度もそういう話が出るけれど、依頼人側にとっても、敵役側にとっても、本当にそれなんだよなあ……
何とも言えない閉塞感とちょっとの万能感、その中でたった一つの何かが世界を変えてくれるような気がする、そんな気持ちも含めて、学生時代を思い出しました。
ライブシーンで〆るのも粋だなあと思いました。そうだよ、これ以上は野暮だよ。
ただ、すっっっっっっごいどうでもいい事だけど、松田君はほかの音も弾いてくれないか!
あまりにも同じ音すぎてもう!バカ!って思ったよ途中!
何度もそういう話が出るけれど、依頼人側にとっても、敵役側にとっても、本当にそれなんだよなあ……
何とも言えない閉塞感とちょっとの万能感、その中でたった一つの何かが世界を変えてくれるような気がする、そんな気持ちも含めて、学生時代を思い出しました。
ライブシーンで〆るのも粋だなあと思いました。そうだよ、これ以上は野暮だよ。
ただ、すっっっっっっごいどうでもいい事だけど、松田君はほかの音も弾いてくれないか!
あまりにも同じ音すぎてもう!バカ!って思ったよ途中!