
作者:CWの樽様
対象レベル:6
人数:6人専用
対応エンジン:Ver1.50以上
プレイ時間:2時間15分
いつもの6人で奇妙な依頼を終えた後、一人の冒険者が見知らぬ少女に日記を託され、おもしろ半分で言われた通りに仲間の様子を書いてみることに。
ところが、依頼を終えてからというもの、仲間の様子がどこか違うような気が……
基本的には冒険者の日常を眺める、読み物色が強いシナリオです。
なんの変哲もない依頼を受けてみたり、みんなで夕飯を囲んだり。
コメディでもシリアスでもなく、ただ淡々と日常が過ぎていきます。
_好奇心旺盛などの基本的な特徴以外にも、フレーバークーポンもたくさん拾ってくれる細やかなつくりで、それがストーリーに関わってくるのがおもしろかったです。
CWだからこそ生きるシステムだなあ。
『多重世界の相棒』の時も散々言ってたけど、私もこういうおもしろいことを思いつきたかった!となりました。
しかし、これは思いついても実現するのは大変だったんだろうな……主に工程数な意味で……そう思うと、ただただ感服です。
冒険者の描写は穏やかで常識的な印象でした。
話が展開するまではかなり起伏がゆるやかので、体が狂騒を求めるプレイヤーのみなさんは不安になる事かと思います。いや私のことなんですけど。
でも、最後までやると日常を描くことに意味がある作品だとわかりました。
対象レベルが6だけなのは何故?とも思っていたけれど、それにもおそらく理由があるんだなとわかったりして、作者さんのこだわりが随所に感じられました。
シナリオ内で依頼をたくさん受けるので、総報酬額がかなりおいしいです。
絶対没収されると思ったのに、本当にこんなに貰っていいんですか!?
ネタバレ感想
クリア後に例の役以外は判定に失敗しにくいと解説があり、びっくりしました。
えっ…………割とみんなポンコツだったよ……?
全失敗が二人いたような気がします。それでよくわかったよ自分。
さらに運が悪いことに、罠にかかることでお馴染みの探索役が例のポジションだったため、超難問でした。
遊びながらメモ取ってたんだけど、『罠を解除できないのはいつものこと』って書いてました。疑ってすらいない。
つまり、ある意味とても本物らしかったです。
CWをやってると、イメージ違いの行動もまあそういうこともあるさ、と寛容になれるのですが、それが仇となる日が来るとはなあ……
ネタバレリプレイ
