作者:cacco様
対象レベル:不問(※中堅イメージ)
人数:片思い・片思われ関係の2人専用
対応エンジン:Next
or Py5~
プレイ時間:55分
『黄昏のように燃える戀情を抱えた貴方』宛に不思議な依頼が届く。
疑心暗鬼になりながらも訪れた先で、とある人物に頼まれた依頼は
「私の恋情を葬って欲しい」――
選択肢によっては片思い・片思われの関係性が変わるかもしれない、そんな2人向けシナリオです。
繊細で叙情的な描写が印象的な、ノベルゲームのような作品です。
関係性が変わる、というのはいい方向だけでなくより拗れる方向にも……っていうのが面白い試みだなあ。
タイトルから悪い方向に転がる予感がして、どうしよう……となかなか遊べずにいたのですが……結果、変わりませんでした!
同じようなこと前にもやったよな、自分。
選択肢が多いです。すごく悩みました。
自分がこの依頼に対して思う事と、冒険者が思う事は違うんだ……!と、考えを切り離して選択することを心掛けたのですが、それが大変でした。
情報を知っているプレイヤー的には勿忘草を選びたいんだけど、でもそれを知らない冒険者が選ぶのは性格的に変だな、みたいな。
(これは自分のプレイスタイルなので自分のせいです!念のため補足!)
プレイ後にエンディング分岐のネタバレメモを読みましたが、分岐に必要な選択がどうあってもこのコンビでは選ばない選択肢だったので、変化なしエンドで済印を付けました。
他の人の感想を探してみたところ変化有エンドは大変エモいとのことだったので、機会があれば別のコンビで遊んでみたいです。
ネタバレ感想
~NPCに対していろいろ考えてしまい、強い言葉を使っています。
否定的な表現を見たくない場合は閉じてください。~
これは本当にそう。
なぜなら、もし私だったらもっと強い言葉を投げかけてしまっていただろうから。
他者の恋愛感情の行先を見て、片思い・片思われの意識が変わる……っていうのがこのシナリオの肝なんだろうと思います。
言い方は乱暴だけどカラスさんのあれこれは2人のための舞台装置に過ぎないというか。
それはあまりにも、なんじゃないか……?
だって彼女に必要なものはこんなことじゃなくて、話を聞いてくれる誰か、あるいは一時悲しみを忘れて没頭できるような物事だったんじゃないの……?
自分はカラスさんの現状を感情の希死念慮のようなものだと捕らえました。
だから、死にたいと思った時、身近に「苦痛も恐怖も伴わずに死ぬ方法」があったら、そりゃ実行するよ!でもそれはずるいよ!と思ってしまいました。
すべて忘れて無かったことにしてしまったら、彼は何のためにここに来てたの……
これは彼と一緒に死ぬべき感情ではなく、これからもあなたと一緒に生きなくてはいけない苦しみなのに、と思いました。
何て言うか、恋は罪だよ!?好きに捨てられるもんじゃないよ!
いやでも、現状辛がっている人にこういうこと言うの良くないですよね……
実際は全て終わった後に「今回は良かったですね」って心にないこと言うかも。ごめんなさい。
わがままな願いではありますが、彼女が実は作者さんの使っているパーティの一員とかで、近くに寄り添う人がいてくれたらうれしいなあと思います。
私個人としては本当に、殺さないでほしかったんです。
もっと丁寧にほぐされていってほしかったんです。
けどそれをやったら全然別のシナリオになるよね~。
それもわかるだけに悔しいな、そう思うストーリーでした。
なぜなら、もし私だったらもっと強い言葉を投げかけてしまっていただろうから。
他者の恋愛感情の行先を見て、片思い・片思われの意識が変わる……っていうのがこのシナリオの肝なんだろうと思います。
言い方は乱暴だけどカラスさんのあれこれは2人のための舞台装置に過ぎないというか。
それはあまりにも、なんじゃないか……?
だって彼女に必要なものはこんなことじゃなくて、話を聞いてくれる誰か、あるいは一時悲しみを忘れて没頭できるような物事だったんじゃないの……?
自分はカラスさんの現状を感情の希死念慮のようなものだと捕らえました。
だから、死にたいと思った時、身近に「苦痛も恐怖も伴わずに死ぬ方法」があったら、そりゃ実行するよ!でもそれはずるいよ!と思ってしまいました。
すべて忘れて無かったことにしてしまったら、彼は何のためにここに来てたの……
これは彼と一緒に死ぬべき感情ではなく、これからもあなたと一緒に生きなくてはいけない苦しみなのに、と思いました。
何て言うか、恋は罪だよ!?好きに捨てられるもんじゃないよ!
いやでも、現状辛がっている人にこういうこと言うの良くないですよね……
実際は全て終わった後に「今回は良かったですね」って心にないこと言うかも。ごめんなさい。
わがままな願いではありますが、彼女が実は作者さんの使っているパーティの一員とかで、近くに寄り添う人がいてくれたらうれしいなあと思います。
私個人としては本当に、殺さないでほしかったんです。
もっと丁寧にほぐされていってほしかったんです。
けどそれをやったら全然別のシナリオになるよね~。
それもわかるだけに悔しいな、そう思うストーリーでした。